自転車組み立て整備士になった理由

小学校4年生からずっと自転車屋になるのが夢だったので、整備士の資格を取りました。創業当時は人力車からスタートした、先代から続く自転車屋の六代目として、地元横浜で、この街に住むお客様を大切にしていきたいと思っています。


想い出に残る自転車

親父が乗っていた30年前位の本当のプジョー(フランスのメーカー)のスポルティーフ(旅する自転車)が鮮烈に印象に残っています。
地元ヨコハマの馴染みのお客様について

やはりこの町に住む方が多いですね。祖父の代からスポーツ車や小径車を十台以上買っている方も居らっしゃいます。何代にも渡って御ひいきにしてくださるお客さも大勢いらっしゃいます。かつて小さかったお子さんが成長して、結婚して、奥様やお子さんができてとその節目毎に自転車を選びに来てくださるのは、街の自転車屋としては一番嬉しいです。自転車を毎日の足代わりとする方から、趣味が高じて頻繁に立ち寄って相談に来られるお客まで、とにかく幅が広いですね。
お子さん向けの自転車や、
主婦の方の自転車を選ポイント


初めて乗るお子さんは、まず補助輪付の自転車を買われると思います。補助輪が付いていれば、よっぽど無理な運転をしない限り倒れません。
ですから補助輪を外した時に、地面に足が着いていれば良いので、多少大きめのサイズでも良いかと思います。

横浜は特に坂が多いので、主婦の方は、子供を乗せるのか、荷物が多いのか等で選ぶ自転車が変わってくるので、乗る環境をまずお伝えていただくのが一番良いかと思います。
お子さんは大切な命ですから、安全に乗って頂きたいと思います。
安全に自転車に乗るために、
ぜひ、心がけていただきたいこと

『あなたは誰が組み立てたかわからない自転車に命を預けられますか?』皆さんは、あまりご存知ないことかも知れませんが、量販店やホームセンターやスーパーで売っている自転車のほとんどは、完組みと言われる、工場で大量に作られたものを、そのまま売っている状態なのです。

その為にグリス(油)が不足していたり、ネジの締め付け不足であったりします。こうした点は、見た目では分りませんし、普通には乗れるのですが、早くパーツがサビてしまったり、ハンドルが動いてしまったりということが起きます。

例えば、料理を作る時フライパンに油をひかないで野菜焼いたら焦げますよね!! それと一緒なのです。
しかし、自転車屋(当店)は違います。


一般的に自転車屋には、7分組みという、前輪やハンドル、カゴ、サドル、ペダル、スタンド、キャリア等が付いていない7割の状態で出荷されてきます。ということは残りの3割の組み立ては自転車屋ごとに違うわけです。当店の場合は7割の状態で来たものを更に分解して油を入れたり調整をしたり値段に関係なくすべての自転車に最善の組立て作業を行っております。
住んでる街の自転車屋ともっと仲良くなろう

当店は街の小さな自転車屋です。
一台一台時間をかけて最善の組立て作業をするため、数を大量に販売するような大きい店ではありませんし、展示台数も少ないです。

そのため契約メーカのカタログやサイトからお客様の要望やアドバイスをさせて頂きながら、じっくりと選んでいただき、注文する事が多くなります。

手間や時間はかかりますが、お客様にとって最良の自転車をお勧めしたいと思っております。
大切な事は、目に見えないトコロにあります

大量生産大量消費のコノ世の中で自転車もそうなってきています。
値段が安い事も、確かに魅力的な事だと思いますが、自転車は命
を預かるものなので、是非安全で長く使えるモノを選んでいただきたいと思います。何より自転車は、環境や人に優しいエコですから。

気に入った自転車を持つことで、ストレスや運動不足の解消になりますし、自転車のある生活の歓びを多くの皆さんに知ってもらえたらいいなと思います。

近くにお住まいの方は、どうぞお気軽にいらしてください。お待ちしています。